ベビーキャッシュ®

Baby Cash

生後6~12ヶ月のホワイトカシミヤの子山羊からとれる産毛だけを厳選使用


中国内蒙古自治区東部に位置する山や丘陵は1年間の温度差が摂氏70℃もある厳しい自然環境です。深喜毛織のベビーキャッシュはそこに生息する生後6~12ヶ月までホワイトカシミヤの子山羊からとれる産(うぶ)毛だけを厳選して使用しています。マイナス30℃になる冬にはこの産毛がないと子山羊は凍死してしまうため夏に生まれた子山羊からは採毛することができません。晩秋に生まれ、厳しい冬を生き残った子山羊の産毛が自然に抜け落ちる5月ごろに遊牧民が手ばさみで刈り取るため生産効率は悪く、産毛は1頭からわずか40グラム程度しか取れません。繊度は通常のカシミヤよりも明らかに細い13~14ミクロン台でやわらかな肌触りがあり、ブラックヘアーの混入もほとんどなく透明感のある白度が特長です。


カシミヤと証される中で一頭から一度しか産毛出来ない、希少なベビーキャシュは美しい肌触りと何とも言えないぬめり感があり優しい風合いが特徴です。それゆえにベビーキャッシュの製品は、カシミヤ製品のなかでも最高品質でその商品を手にすれば必ず最高級の価値感を実感いただけるはずです。

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ゴールデンキャッシュ®

Golden Cash

中国山東省でわずか2tしかとれないという希少なカシミヤだけを使用


世界のカシミヤの年間産毛量は整毛ベースで約7,000tといわれています。この内中国産は6割弱のおよそ4,000tです。深喜毛織のゴールデンキャッシュは、中国山東省でわずか2tしかとれないという希少なカシミヤだけを使用しています。このカシミヤ山羊は通常のブラウンカシミヤと比べ表面の毛が金茶から赤味を帯び、泰山山麓に生息する赤毛のカシミヤという意味で現地では『泰山紅』と呼ばれています。表面の毛色に対し淡いベージュをしている産(うぶ)毛の平均繊度は最高品質と呼ばれる内蒙古産の15.5μより細い14μ台でまた、繊度のバラツキも非常に少ない事も特徴です。


ゴールデンキャッシュは一般のカシミヤの繊度より細く、繊度の範囲も非常に揃っていてベビーキャッシュの繊度に非常に近いため、同じような特徴を持っています。このゴールデンキャッシュは世界でフカキだけが取り扱う特殊なカシミヤです。ゴールデンキャッシュの商品はベビーキャシュ商品と同じ価値観を必ず実感いただけるはずです。

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カシミヤ

Cashmere

1頭から150グラムしかとれない、保温・吸湿性に優れた希少な原料


「カシミヤ」の呼称はインドとパキスタンの国境地帯カシミール地方原産のカシミヤ山羊に由来し、現在その多くは中国、モンゴル、イラン、アフガニスタン等広範囲にわたって飼育されています。18世紀にインドからヨーロッパに伝わって以降、繊維の最高級品と称されている「カシミヤ」とはこのカシミヤ山羊から採取される産(うぶ)毛の事を云います。


毎年4~6月にかけて集められた原毛は、太くて長いヘアーや不純物、余分な油分が取り除かれます。取り除かれたあとの産毛は滑らかで独特の光沢があり、保温・吸湿性にも優れていますが、1頭からわずか150グラム程度しかとれない希少な原料です。色はホワイトの他ブラウン、グレーに大別されています。飼育されている産地が広範囲なため産地ごとの毛質・毛色は大きく異なり取り引きに際し細かくランク分けされます。価格はそのランクの上下で数倍の差がつくこともあり、ホワイトカラーは特に珍重されます。世界の年間産毛量は整毛ベースで約7,000トン、中国産はその内6割弱、繊度は15.0~16.0ミクロンが一般的に良質とされています。

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ウルグアイ
ハイブリッド ウール

Uruguayan hybrid wool

15.5μの超極細メリノウールのみ使用した36番手の紡毛糸

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ビキューナ

Vicuna

地球上最も細くやわらかな獣毛繊維とされています。


ビキューナはラクダ科の1種で、南米アンデス山脈の海抜4000m以上の乾燥した高地に生息しています。この厳しい地勢・気候下でも生きられるのは同じ南米に生息するラクダ科のリャマ、アルパカに比べはるかに良質な毛を持っているからであり、インカ帝国の時代にはすで大切に保護されてきました。その産(うぶ)毛の繊度は10~14ミクロン(平均12ミクロン)を誇り地球上最も細く柔らかな獣毛繊維とされています。1920年代後半には希少価値が知れ渡りビキューナコートが富の象徴としてもてはやされるようになりました。ビキューナは非常に繊細で警戒心の強い動物であるため家畜化されていなかったことから1960年代までの乱獲で個体の約80%が殺され生息数は世界中で5000頭までに減ったといわれています。保護への機運が高まりましたが密猟は横行し絶滅が危惧される中ようやく1980年にワシントン条約によって保護動物に指定され輸出入は禁止されました。その後の保護政策の甲斐あって今日では10万頭以上に回復しました。